絵 湯村泰子(ゆむら たいこ)
文・写真 塩澤珠江
コーディネーター 丸山雅子(大邱広域市観光文化財課日韓通訳)
薬膳料理家のキム・スンラン先生のお店「笑談亭」で「れんこん薬膳料理 午餐」フルコースのランチ。キム先生の母上は、宗家で祭祀に供される料理を作っていらっしゃったので、幼い頃から教わっていたとのことでした。
大邱は蓮根の大生産地、母上から伝授された韓国伝統の蓮根薬膳料理は他では味わえません。夜は「れんこん薬膳料理 正餐」で、このほかに3品つきます。
クチナシと済州島特産の百年草(後述)の実の粉末で染めたピンクの蓮根。
蓮根団子の酢豚。黄色のソースは蜜柑を煮詰めたもので、自然の甘酸っぱさで美味しい。
蓮根と黒クワイを粉末にして寒天状にしたムッ。オキュートに似たぷりぷりした食感。上にかかっているのは韓国海苔。
フルコースを味わった後は、厨房でキム先生から薬膳れんこん料理を習いました。
次回は、日本では味わったことのない蓮根料理をご紹介します。
つづく。