ハノイレポート 鳥籠

中国文化の影響が残るベトナム。そのひとつ、小鳥を飼って鳴き声を愛でる、あるいは公園に持ち寄ってお茶を飲みながら、鳴き声談義に花を咲かせる時間を楽しむ。
ハノイ郊外と市内で見た、鳥籠風景。籠のデザインもなかなか面白い。細かい彫刻を施した物もある。ゆっくり抽出させるベトナムコーヒーを飲みながら、鳴き声をBGMに時を過ごすベトナムの人たち。

小鳥籠1

小鳥籠2

聞き書き「モガ・鹿乃ちゃんの百年―良い花を咲かせるには」

近くのデーサービスに、ステッキを持って歩いて行く。
途中に、見事に薔薇を咲かせている家があり、日ごろは門を閉ざしているのだが、咲きはじめると門を大きく開け放ち、通りゆく人を楽しませている。風向きの良い日には香りも漂ってくる。
何種類もの色とりどりの薔薇をしばし立止まって眺めていたが、歩き出しながら
「良い花を咲かせるには普段の手入れが大変だ。手入れしているからあんなに綺麗に咲くんだヨ」
「人間も同じだヨ。良い人を育てようと思ったら、小さい時から良く育てなきゃ」。

母の口癖のひとつに「大変だよ」が、ある。何事も楽しては出来ない、ということらしいが、大したことでもない事でも「アレは大変だよ」という。時々返答に困ることも。

2013年5月23日朝9時半。(99歳8か月)


 

 

ハノイ・レポート 

2013年7月ハノイの蓮を見にでかけました。
蓮についてのレポートは日本蓮学会のホームページで、旅のレポートはこちらでご覧ください。

ベトナム・コーヒー
ハノイ郊外の蓮田へ行く道路沿いで、簡単朝食のあと飲んだベトナムコーヒー。
ゆっくりゆっくり淹れて濃いコーヒーを抽出。砂糖とコンデンスミルクをたっぷり入れるベトナム式コーヒーは日本でも味わえるが、何故かこの朝のコーヒーは格段に美味しかった。半分はホットで、残りをグラスの氷にかけてアイスで・・・。蒸し暑いベトナムには、このこってりとした味とココナッツのかおりのするコーヒーが似合う。
帰国直前に豆を、帰宅後コンデンスミルクを買った。あの味になるかしら・・・

ベトナム・コーヒー

 

吉田謙吉と銀座モダン

 昨年(2012年)に『父・吉田謙吉と昭和モダン』という本を出版しました。
(装丁・平野甲賀 草思社 2800円+税)
日本の新劇の草分け「築地小劇場」の創立(大正13年)から宣伝部員として参加し、斬新な舞台装置とポスターを数多く手がけた人物です。また、今和次郎とともに「バラック装飾社」「考現学」をはじめたことでも知られています。知られている、といっても建築や街の観察などに関心があるマニアックな世界かもしれません。
その吉田謙吉の生き方、仕事について書いたものです。

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 明治30年(1897)日本橋浜町生まれの謙吉は、昭和57年(1982)85歳で亡くなるまで、無声映画の字幕、美術、舞台装置、衣裳デザイン、店舗内装、考現学、随筆、短歌、水墨画、紀行文など、「なんでも屋」を自称するほど多岐にわたり仕事をした。60歳過ぎてからはパントマイムを日本に根づかせたいと「日本パントマイム協会」をつくり脚本まで書いた。その謙吉の仕事と生き方を織り交ぜながら、『・・・昭和モダン』では書ききれなかった大正昭和の銀座を中心にした仕事と生き方を綴っていきます。

「大賀藕絲館 蓮の香り あぶらとり紙」

町田市社会福祉法人まちだ育成会「大賀藕絲館―おおがぐうしかん」と季の風の共同開発により「蓮の香り あぶらとり紙」ができました。
大賀藕絲館(おおがぐうしかん)の近くには同館が栽培管理している広い蓮田があり、夏の早朝、とても良い香りにつつまれます。その香り成分を分析、台紙にしみこませました。あぶらとり紙をとりだすたびに香りが楽しめます。これからの季節のプレゼントとしてもお使いください。大賀藕絲館と季の風で販売しています。
日経流通新聞、町田経済新聞にもとり上げられ、町田市の紹介として楽しみな商品です。
ギャラリー会期中以外は、メールでも注文をお受けしています。
100枚入り420円(送料別)

*藕絲(ぐうし)とは、蓮の茎から採れる蜘蛛の糸のようなものをいいます。蓮根を食べるときに糸が出ますが、それが藕絲です。

あぶらとり紙葉書用