今日からフリーメタリコのアクセサリー展です。

村山乃里子さんと渡邊朝子さんの、フリーメタリコのアクセサリーが揃いました。
普段にもちょっとしたお出かけにもさりげないセンスがキラリと光ります。
秋の日差しを浴びながら是非おでかけください。

フリーメタリコ作品No1

 

 

 

 

 

フリーメタリコ写真

 

 

 

 

 

コサージュとネックレスの体験教室はまだ受け付けております。
体験教室のコサージュとネックレス

フリーメタリココサージュ201311dmws2

 

 

 

 

 

 

11月2日(土)6日(水) 各会5名様 材料費2500円
11:00 14:00 16:00

お申込みはギャラリー<季の風>(ときのかぜ)まで。
042-727-8724 TEL・FAX

 

 

 

聞き書き『鹿乃ちゃんの百年―大正昭和の歌舞伎町』

モガ鹿乃ちゃん2

 

 

 

第五高女のあった場所は新宿歌舞伎町、コマ劇場のあったあたりだ。昭和6年当時の飛行機から撮った写真を卒業アルバムでみつけ、10月24日に載せた。そのころのことをもう少し知りたい、と思っていたら『新宿区の歴史』(新宿の歴史を語る会 代表・国友温太 名著出版 昭和52年刊)という書籍を鹿乃子の部屋で昨日偶然見つけた。何枚もの新聞広告を切った栞が挟まれている。いくつかの記事には鉛筆で○印がつけられ、傍線も引かれていた。鹿乃子の字で書きこみもある。そのなかの歌舞伎町という項に、まさしく第五高女の土地について書かれていた。その一部を引用させていただく。

明治時代、この土地は元九州大村藩主大村家の別邸でうっそうとした森林だった。大正のはじめ(鹿乃子は大正2年生まれ)土地が買収されて森林が伐採され平地となった。大正9年、現在の都立富士高校の前身である府立第五高等女学校がコマ劇場あたりに設置された(註・コマ劇場は平成20年に閉館)一般住宅が建ち始めたのは関東大震災以後である。戦前、ここは角筈一丁目北町会の区域で、一般庶民の住宅と店舗が入りまじっていた。昭和20年4月の空襲で灰燼に帰した。(後略)

歌舞伎町といえば今は少々コワイ地域になったが、鹿乃子がセーラー服をきて通った当時のことが、写真と文で少し具体的に想像できた。私には想像だが、鹿乃子にとっては鮮明な記憶なのだ。何枚もの栞を挟みながら何を思い出していたのだろうか?

第五高女卒業アルバム表紙

 

 

 

 

 

昭和六年 卒業アルバム

 

 

聞き書き『モガ・鹿乃ちゃんの百年―可愛いね~』

モガ鹿乃ちゃん2

 

 

秋晴れのなか、鹿乃子と近所を散歩する。向うからピンクの服を着た三歳くらいの女の子がお母さんと手をつないで歩いてきた。反対側の手にはプラスティックのバナナとリンゴが詰まった透明のビニール袋を握りしめている。「コンニチハ、美味しそうねー」と私。「ウン」と恥ずかしそうに頷いてすれ違う。小さな子どもを見ると鹿乃子はいつもこう言う。「可愛いねー、アタシも昔は可愛かったよ。可愛いねーって皆に言われたよ」。
なんと答えたものか・・・。
美味しいケーキ屋さんでカボチャのムースと珈琲を頼み、窓際の席に座る。鹿乃子はガラス越しに見える人達を眺めるのが好きだ。
「見られているなんて思わないで歩いている人を見るのは面白いねー」フッフッと嬉しそうに笑い、また通行人を観察する。「あ、シオザワサンだ、フッフッ、私たちがここにいるのを知らないからネ。フッフッ」(たまたま夫が私たちに気づかずに通り過ぎた)。
こんなことが楽しいのかしら?
「鹿児島で女中のカメによく散歩に連れて行ってもらった。西郷さんの大きな銅像を見上げたのを覚えているよ。鹿児島じゃ西郷さんは偉い人だからね。小さいときのことは良く覚えているもんだよ」。

ケーキもおまけのクッキーも珈琲も残さず飲んで、ピンクの花柄のステッキをつき、傾きかけたお日様を浴びながら家に帰った。

マンガ旅日記『ベトナム・ハノイ編No2』

湯村泰子プロフィール画S

 

 

ハノイマンガ旅日記3ハノイマンガ旅日記4機上1

機内

この旅日記は2013年7月に塩澤とでかけた「ハノイレポート・湯村版」です。蓮についてのレポートは「http://www.nippon-hasu-gakkai.jp/―蓮関連ニュース」にUPされています。またこのブログ中の「随時随想―ハノイ・レポート」には街でみた光景をUP。併せて三部作になっていますのでご覧いただければ嬉しいです。

つづく。(文・写真 塩澤珠江)

聞き書き『モガ・鹿乃ちゃんの百年―第五高女のアルバムから1』

モガ鹿乃ちゃん2

 

 

 

鹿乃子が受けた昭和初期の女学校の授業光景。
作法実習の写真では、正面には迎春の室礼らしき品が飾られ、生徒の前には折敷にのせられた銚子が置かれているので、どうやらお屠蘇をつぐ作法の授業らしい。
立礼の挨拶作法の写真では、左右の歩いている生徒は、畳の縁(へり)を踏まないよう練習しているように思われる。束髪の先生の背筋がピンとのびた着物姿が美しい。

割烹着姿で甲斐甲斐しく調理をしている写真には「割烹の実習」という解説がある。拡大すると大きな蒸籠の向うに見える取っ手のついた箱は何だろうか?この写真を見て、「甲斐甲斐しい」という言葉がふっとでたが、エプロン姿には似合わない言葉だなー、と思った。

第五高女作法実習

 

 

 

 

 

第五高女作法実習1

 

 

 

 

 

第五高女割烹の時間

聞き書き『モガ・鹿乃ちゃんの百年―卒業アルバム』

モガ鹿乃ちゃん2

 

 

大正十五年の「四谷第四尋常小学校」と、昭和九年の「日本美術学校」の卒業アルバムがある。昭和6年の東京府立第五高等女学校の卒業アルバムは無い。あったら面白いだろうなーと思っていたが、82年前のアルバムを望むのは無理だと考えていた。第五高女は現・都立富士高校(男女共学)になり、現在は中野区弥生町に在るが、大正9年創立当初は新宿歌舞伎町あたりに在った。鹿乃子は四谷内藤町の自宅から千駄ヶ谷まで歩き「国電で新宿駅北口で降り、市電が通る広い道を渡って学校までは7分ほど歩いた」という。

時々同校の同窓会「若竹会」から鹿乃子にお知らせがきていたのを思い出し、ダメ元を承知で若竹会事務局にメールを送ってみた。「当時の写真などがあったら見せていただきたい」と。事務局長は同校卒業生の女性Iさんで、鹿乃子の写真があるかどうかは分からないが、いくつか資料を出しておきます、とのこと。昨日、弥生町にでかけた。当時の校友会記録など数冊が揃えられ、中に「思ひ出」と書かれた花柄の布製のアルバムが一冊あった。昭和6年のもの。欣喜雀躍とはまさしくこのことだ。校舎写真、授業風景、先生方、そして卒業生全員の顔写真が載っていた。鹿乃子のセーラー服写真もあった。この卒業アルバムは鹿乃子の同級生Yさんが25年前に亡くなり、娘さんが同窓会に当時の教科書とともに寄贈された貴重なアルバムだった。この時代の卒業アルバムはこの一冊のみ。

いくつか写真を撮りはじめたが、途中でふと「百歳の誕生日に、全部の写真を貼って手製のアルバムを贈ったら、鹿乃ちゃんが友達を思い出したりするかな?喜ぶかな?」と思いつき、どのページも撮らせていただいた。以前書いた「ゼンチャン」の顔写真もある。校友会記録から鹿乃子の和歌二首もみつけた。

校舎近辺の航空写真がある。今は歓楽街の代表になってしまった歌舞伎町(当時の正確な地名かどうかは未確認)の82年前の様子がわかり実に面白い。(拡大できます)
次回は授業風景など当時の女学校の雰囲気が伝わる写真を掲載の予定。

鹿乃子第五高女卒業写真

 

第五高女校舎正面

第五高女上空写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マンガ旅日記『ベトナム・ハノイ編No1』

湯村泰子プロフィール画S

 

 

ハノイ・レポート、マンガ旅日記が始まります。作者は湯村泰子さん。週2回を予定。

★湯村泰子プロフィール
高校時代から独学でマンガを描きはじめる。20歳で少女マンガ雑誌『マーガレット』の新人募集に応募、2000人の中から二位入賞、プロデビュー。『マーガレット』『少女フレンド』『花とゆめ』『セブンティーン』『リリカ』『MAY』などから依頼を受け、少女マンガ家の道を歩む。結婚、子育てを経て、現在はギャラリー<季の風>の塩澤とアジアの蓮と蓮料理をもとめて格安旅をモットーに、マンガ旅日記を描く。言葉は通じなくとも、ペンと紙で国際交流。現地での日本人コーディネーターをネットで探し出す達人。
また、玉川学園町内会のホームページでも二人で「考現学的採集」を連載中。

ハノイマンガ旅日記1A成田国際空港待合室から旅日記が始まる。

成田空港待合室で出発前

ハノイマンガ旅日記2

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月1日~10日フリーメタリコのアクセサリー展

201311dm

村山乃里子・渡邊朝子のフリーメタリコアクセサリー展
11月1日(金)―10日(日)11時―18時(会期中無休)

イタリア・ミラノ生まれのファッション素材「フリーメタリコ」は、コンマ数ミリの細い銅繊維に、特殊コーティングで色をつけ、筒状に編まれた繊細なリボンです。金属製の光沢と伸縮性もあり、扱いやすいのでデザインの広がりが楽しめます。
リボンを広げたり、ねじったり、中にビーズを入れたり、と表情ゆたかなアクセサリーで、秋から冬のお洒落をどうぞ。
村山乃里子さん、渡邊朝子さんのお二人は日本でも数少ないフリーメタリコの講師資格を持つアクセサリー作家です。
会期中、会場で体験教室もいたしますので是非お出かけください。

体験教室  ネックレスまたはコサージュ

フリーメタリコネックレス

フリーメタリココサージュ

11月2日(土)6日(水)
11時・14時・16時(各回5名様まで。要予約)(作成所用時間60分)
費用2500円(材料費のみ)
講師・村山乃里子 渡邊朝子
ネックレスかコサージュをお選びください。

予約方法 お名前、ご連絡先、希望日時、希望作品を書き込んでFAXかEメールで。
FAX 042-727-8724
メール tokinokaze@nifty.com